ふわふわ

青が潜む

暗闇の中でも 少し照らせばほら 空は青く 月の黄色も 明るすぎては 白く光り通り過ぎたファインダー 空を突いたような 星の光も 捉え続ければ 地球を回した線の後 青に潜む軌跡を 追い続け続けて かき集めた光の束は 昼の空に似ていた

さらい雨と柊(下書き)

雨は好き。 どこまでも続いて、いつまでも突き抜けるような青空と違って 灰色の雲が覆い、さらにはその雲から雫が落ちて まるで天井を作り出すような感じがするから。 そうすればこの地球という世界に閉じ込められたというような気になって 同時に貴方がどこ…

ジェンガ

全てが崩れていきそう その積み上げられた 規則正しい 長方形の木 私は どこにいて 私は どんな形をしている? 全てがまやかしで 偽られ 私は私以外を見ることしか できなくて もしかしたら私が歪で 壊してしまうのならば そうなる前に 全てが崩れさってしま…

夢を落とした話 後編

夢を落とした話 中編

夢を落とした話 前編

夢を落とした。らしい。

満月は掴めない

食事は腹八分目。思い出も腹八分目。なんとなく、足りないくらいがちょうどいいのかな。なんて。どれくらいが八分目?名残惜しいぐらいがいいのかなって。少し空腹を感じるくらい。お腹いっぱいになってきたってくらい。料理が美味しく味わえるくらい。月の…

いて。

きっと何か勘違いしたままでいつの間にかに気づいたら後処理だけが残っていて。その後処理も気づいたら馬鹿みたいに拾い集めたものに押しつぶされそうになっていて。どこかで間違えたわけでもなくどこかで正しかったわけでもなくどこかに落としたはずでいて…

そして、幸せは未来で待っている。

何か一つでもかけていたら体験できないような事って人生の中では何回かあるはずで。でも、それって実は常にだったりすると思う。良いことにしても、悪いことにしても。その中でも良いことって言うのが厄介者で、何か一つの歯車でも無かったらその出来事は起…

ゴミ箱

食べこぼしを持っていく蟻がいる。僕の食べこぼしを。僕がちゃんと味わえなかったものを同じ味だと言って持っていく蟻が。そして、時たま不味い物であると文句を言って吐き捨てる。僕にはその行動でその意図が理解できるのにどうやら彼らには僕の持つ言葉の…