light in snow

白く覆われた道の上
細い足跡と大きい足跡
誰かのお散歩の跡かな

喜ぶ声の聞こえそうな
そんな足跡の横
タイヤの跡は深く残っていた

こんなにも感情が動かされるなんてこと
滅多にないから

積もる雪を
転がして　夢色だという色
青白く　空を吸い込んだよう
凍えている手足擦りながら
笑顔で居れることが
今は幸せに感じている


軽く滑りそうな雪道
長い坂道で進まない車
どうしても先に行かないと

蹌踉めく僕の　崩れそうな
そんな足元の底
地面の上は高く積もっていた

こんなにも日常が動かなくて
困ること滅多にないから

私たちは
こんなにも無力だということ
改めて思い知らされている
少しでもバランスを取りながら
進んでいけることを
今は大切にして行こう


ねえもしも
雪の様に　流星が舞えば
暖めた願い　叶いはじめる
なんてこと考えられる気持ち
忘れないでいきたい
雪に書いた文字のようでも

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今日雪が降ったということ
今日雪合戦をしたということ
今日雪だるまを作ったということ
今日転がした雪が青白く見えたということ
今日帰り道がいつもよりも明るく感じたということ