甘味物が足りない

私は甘いモノが好きである。

どのくらい好きかというと

スーパーで248円くらいの値段で売っている小包された

チョコ一袋を開けて二時間くらいで食べるくらい好きである。

ワンホールのケーキを一人で食べるくらい好きである。

姉が買ってきたチーズケーキが腑に落ちず

自分でチーズケーキを作り出すくらい好きである。

と、まぁ甘いものに対しての私の感情は

あふれんばかりなのですが

この間チーズケーキを作ったのです。

その時に自分でケーキを作ると

あんまり食べない事に気づいたのです。

んー、おかしい。

お菓子だけに。

では、なく。

アレだけ甘いモノが好きなのに

自分で作るとそんなに食べない気がします。

以前もそうだった気がします。

食事を作る時は、よーし作っちゃうぞーって感じで

食べる分は作って、割りと食べている気がするのですが。

そこでふと思う。

料理は愛情が隠し味というけれど

お菓子作りこそ、愛情が入っているのだっ!と。

思えば、お菓子を作る時って言うのは

たいてい誰かにあげる目的であることが多いのでは

ないのかと思う。

今の御時世に、美味しいお菓子は

世の中で販売されているというのに

わざわざ作くるのだ。

これを愛情と呼ばず、なんと呼ぼう。

では、料理の隠し味という愛情とはなんだろうか。

これきっと、食材に対する愛情なのではないかと思う。

食材は選ぶところから始まり、

下ごしらえに調理の仕方。

その工程を丁寧に仕上げていくのである。

お菓子作りもそうではないのかと

言われれば、そんな気がする。

が、お菓子作りこそはそれは前提条件であり

それを受け入れて作成に至るので

これ事ここに違うのではないかと思うのだ。

料理はわりと適当に作ってもどうにかなったりする。

お菓子作りは分量を間違えたりすると

大変な事になったりする。

愛情をかければかけるほど

美味しくなる料理と

愛情を持って作成に

とりかかるお菓子作り。

そういえば、チョコレートを

食べると幸福感を得られるという

話を聞いたことがある。

無機質に工場生産されたものでも

幸福感を得られるとは!

やはり、甘いモノには

愛情が入っているんだ。