神様

神様

生きとしてても

いつか

消え行くその時を思い

呼吸を

止めて

泣き出していて

何も

気付かないで生きていたい

神様

きっと

私は見えず

祈る

それさえも定めの命

道程

遠く

踏み外しても

生きが

続くのなら構わないよ

貴方が 残した 道標の途中

道が 途切れたらば また 空見上げる

祈ることは もう忘れて

ただただ 請うことばかり

神様

千切れてまでも

見てた

掴めずいる愛の形

私は

寒い

鉄格子にて

明日も

愛もどきで生きていくよ

神様

貴方が許し

歩む

選んだはずである道

それでも

恨む

理不尽を持ち

いつも

悔やんでも諦めない

心を 救った 白昼夢の途中

神が いなくなれば 夢見始め

祈ることで 救われずに

ただただ 追うことばかり

神様

貴方の形

見えず

何が貴方に似るのでしょう

どこにも

そこに

神様はいて

見えないまま生きていくよ

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あるときに

「日本では困って明らかに助けの求めている人を

救ってあげると神になれますよ。」

って言うジョークが思いついて。

別にこれが皮肉でもなんでもないのだけれど

助けてくれる人が神、という考えが

無宗教の日本の若い人の考え方なのかな。とか思いまして。

助けてくれなくても

与えられている事実。

それが神になる日は来るのでしょうかね。

ましてや、人が神になんて

なれるはずもないのに。