鈍行列車

朝、いつも通りに 駅のホームに立って

見えた景色が少し 不思議に思えて

悲し 滲む景色かな

眩し 虹の景色かな

よくわからないほどまでに混じっていたんだ

鈍行列車に乗り込んで 向こうの車線では

昨日の僕が下を向いていた

その車内の真ん中 一人仁王立ちをして

見まわした景色はいろんな色が混ざっていた

僕が一人見たものと この小さな箱の中で

見えるものが そんなに変わらないなら

この先も大丈夫だ 変わらないな

今、相も変わらず 夢のホープを飲んで

消えた未来の少し 雨音 聴こえて

寂し 悲鳴の声かな

恐ろし 不安の声かな

希望と変えた覚悟が戦っていたんだ

鈍行列車のまばらさが 急かすこともなくて

人身事故の声にざわめいた

その車内の真ん中で 一人逆立ちをして

さかさま景色はいろんな声が混じっていた

見えない声の分布は この小さな箱の中で

飽和しては 弾けて消えるだけなら

そんな取るに足らず 気にしないよ

その車内の真ん中で 一人知らぬ顔をして

次の停車駅で色々と乗り降りして

知らない僕の行方は 違う車線にもいるから

僕が今、言えることは 何もないな

一つだけ伝えておこう じゃあね、バイバイ

この季節だ、それもいいだろう?

じゃあね、バイバイ

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割と仁王立ちは実話。

就職活動中に感じたこと。

あれなんだっけなーって思い出して

まとめてみました。