磁石

私の心の中に繊細な磁石を置いて

振れるままに引き寄せては離れ

次にたどり着く場所はどこだろう?

強く保ち続けてないと

上手く離れることできなくて

無理に引きはがそうとしては

ぼろぼろと砂鉄のように落ちた

欠片に 少し残った 

心の残骸のようなものに

その砂鉄が纏わりついて

いつの間にかに棘だらけだ

痛くはない むしろ触れるもの

それを傷つけるのが怖かった

私の体の外に頑丈な磁石を置いて

これでもう大丈夫なのかな

次に振れることはずっとないのだろう

強く望み続けていたねよ

迷うことなど必要ないんだ

無理に抑え込もうとしては

ぼろぼろの砂鉄の粒を引いた

途端に いつか止まった

廻る砂時計のようなものの

その砂鉄が移り始めて

心積もりを無くしていく

痛くはない なのに 涙目で

時が流れてくのが怖かった

虚ろに 少し残った

私の残骸でもあるもので

その砂鉄に似たようなもの

いつの間にかに老いた磁石

朧に 鮮やかに 引いて描いた

二つを繋ぎ引き合う磁力

弱い心は千切れそうで

棘なんて跡形もないよ

痛くはない でもね 本当は

怖くて恐ろしくて痛かった

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最近ルーチンワークと化して

もはやゲームをやるよりも

多い時間割いているのでは

ないかと思います。