垂下

一つしょうがないよねって言って

二つしょうがないよねって積んで

三つしょうがないんだって投げてさ

そうやって諦めてきたことばかり

封を開けずに積んだマンガみたいに

しょうがないが積み上がって

どうしようもないもんが生まれたんだ

ほら 365日はうるさすぎて

夜が こんなにも優しいと

思えてしまう 理由は

なんだろう なんだろう なんだろう

溢れだす連鎖反応に

蓋もせず いやなものはすぐに捨てて

それでも許されない世界を守って

密度を上げた裂傷に擦り込ませた

その塩味はなぜか信じてしまった

幸せに似た楽しさだけの劇薬

簡単だろう 声を出せば望まれるもの

非情だろ 醜さは疎まれるもの

それ由縁故に煩雑

一つ仕様が無いよねって言って

二つ私用じゃ無いよねって思って

三つ使用済みだって捨てられ

そうやって淘汰してきたことばかり

慈悲を与えずに潰す優越感に

しょうもないが憎み合って

蚊帳の外では鬱苦しく思えたよ

もう たった一日の出来事が愛しすぎて

息が こんなにも苦しいと

思えてしまう 理由は

なんだろう なんだろう なんだろう

毎年の夏の足音に

今年こそ 上手くこなしてやろうと

それでも止められない秘密を守って

速度を上げた劣等に擦り込まれた

その塩味はなぜか甘く感じた

虚しさに似た祭りの後の静けさ

なんでだろ いつも通り過ごせなくなり

無常だろ 越えるのが下手になるんだ

それ所以故に決裂

意味もない千差万別に

だけれども 似た者同士が遊ぶ

それでも塞げれない傷跡摩って

試用はないが凍傷を癒すための

その塩味はなぜか濃ゆく感じた

厳しさに似た優しさ混じる消毒

言っただろう 用法容量守れと

同情だろ ならば慰めは要らない

それ所以故に決別

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何が何なのかわからないものができた。