催眠

空気がいやに冷たくて

周りは雪で覆われているかと

信じ込んでいたのに

まっさらな記憶を持つ私が

貴方にとっての雪でした

「ずっと笑顔で居てね」という

魔法を貴方は解けないようにと

かけてくれていたのに

閉じ込めた記憶を持つ貴方の

笑顔は舞った粉雪(こゆき)でした

壊れる音はしないまま

あの日から何も感じられなくなってしまい

消された記憶を夢見るために

冬眠しながらで抱えた感情は

ただただ震えていた

下を向いて歩くだろう

星空気づかない私のために

星を埋め込んでくれ

不器用な優しさ触れ埋もれた

願い光る深雪(みゆき)でした

絶対に解けないような

魔法のような催眠がここにあったとして

塞いだ気持ちは冷たくなって

積雪のように重なる感情で

ただただ見つめている

魔法なんかではないよ

だけれども呪いなんかでもあるはずがなくて

優しい記憶を温めなおし

雪解けのように流れた感情を

ただただ見つめていた

空気がいやに暖かくて

周りは春で覆われているかと

信じ込んでみたなら

溶けだした記憶を持つ貴方が

私にとっての花でした

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九月になりましたね。

最近普通の文章を書いていないので

大丈夫かな?なんてひそかに思っているのですが

思い付くものが、もはや文になるような形を成してないのでなかなか。

色々思うことあって、それをどうアウトプットしていくかというところに

頭を向けることが多いです。

これをどう伝えようとか、どこで使おうとか

安易に口に、もしくは、文に整った形で出すと

そこで終ってしまう気がするのです。

まがまがしいというと変ですが、

もうちょっと煮込んだようなものが内在していて

それを皿に盛り付けて出せば

後は食べるだけになってしまうので。

それをいつ、どういったバランス、献立で出そうかとか。

そんなふうに思っているだけで

全然行動には意識していないのですけど、

実は順序良く出していってるんではないかという気がしないでもないのです。