タイムマシンの乗り方

長い眠りへと着いて

起きたこの場所はどこだか分からなくて

何か変わっている昔の

景色が広がって違和感を感じた

私と目の前にいる昔の私

帳がおりた街の闇の中

ここで無くす心を取り戻しに来た

不安な予感もあるけれど

もしかして過去を変えてしまったら

過去を変えることを望む 

今の私が消えてしまうかもしれないと

だけど

タイムマシンが出来たと聞いた日から

心が望んでいる その後悔を消し

思いのままに描いた日々を紡ぎ

変えることができたのなら

現在も変えることが出来るはずと

それを信じている

……信じて ここにきたよ

私と目の前にいる昔の私

蛍が死んだ丘の闇の中

ここで無くす心を取られたのを見た

私は何もできずにいて

誰かの想いを知れてしまったら

過去を変えることが知れず

別の心を消してしまうかもしれないと気付く

現在が未来につながるのならば

過去から運んでくるその記憶に宿る

想いや言葉 それらが今を作る

過去を変えてる現在も

私の時計は進みをやめなくて

それは今を生きる

……生きてる 変わらないね

過去に失った心が

タイムカプセルという

タイムマシンに仕舞われて

今の私が必要としている許せる心を

届けてくれているのだとしたら

この痛みに潜む心ごと抱きしめていたい

運命が命を運ぶものならば

命を運んでいるこの体に宿る

心や記憶 それらを動かすもの

変えることができたのなら

運命も変えることができるのかな

それを信じている

……信じて 目が覚めるよ

長い眠りから覚めて

起きたこの部屋を外へと出てみたなら

何も変わらない景色が

少しだけ変わっているように感じた

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過去と向き合うのが未来に過去が干渉できる方法で

過去の受け止め方を変えるのが過去を変える方法だと

表現してみたかったのだけど、ちょっとごちゃごちゃ。