大切

何か足りないんだ

探し回っては 満たされて

そんな昨日さえも 翌朝起きてみれば 忘れていく

きっと こんな風に 僕らはすがっては

脅され怯え 残されたものも見つけずに

ひたすらに 進んでは

いつから抱えた 大きくて小さい

この身体を どうにかしたくて

決して もう戻らない 消えてしまう過去も

形を失くして 今を 生きて という

背を向けながらも 涙こらえ進む僕は

何を大切にしているんだろう

残された思い出を

語り合っては 潤して

そんな今日さえも 翌朝起きてみれば つのっていく

きっと こんな風に 僕らは互いに

思い出し合って 語りつくせない想いを

そのたびに 気付いては

いくつも重ねた 大きくて切ない

この気持ちを 知りたかったんだ

決して もう戻らない 消えてしまう過去も

形を失くして 今を 生きて という

振り切れないまま 涙流しつのっていくもの

胸に大切にしまい込んだんだよ

このまま進み続けたら 恐ろしく気付かないほどの

失くしていくものも増え

その中で僕が思い出していくのは

誰か重ねた大きくて切ない気持ちなんだろう

決して もう戻らない 消えてしまう過去も

形を失くして 今を 生きて という

振り切れないまま 涙流しつのっていくもの

胸に大切にしまい込んだんだよ

何を大切に思えるんだろう