違う

さぁ話を続けて

そう言ったのは誰だろう

それでも言葉は上手く出てこないや

喉元「これは違う」と押し込め

そうやって無言のままで

「今日はもう疲れたから

ここまででいいでしょ」

やっと言葉にした免罪符

罪悪感に変わるのは……いつだろう

私はもう動かなくなってもいいから

そう思っていたのに 何故か

未来の私がみせてくる

正しいかも分からない映像

それで動けなくなったけれど

違う 私が望んだものは 違う

もう話は終わりだ

そう言ったのは何故だろう

あれから涙は上手く出してないや

足元が「ここは違う」」と進めず

そうやって震えてるままで

「今日はもうおやすみだよ」

ここでさえ 震えて

やっとたどり着いた居場所で

安堵感を得られるのは……いつだろう

私はもう砕け崩れてもいいのに

そう思っていたのに 今を

過去から私を引き留める

永遠に近いものが消えそうと

それで泣き崩れていたけれど

違う 私が望んだものは 違う

明日をもう迎え無くなってもいいから

そう思っていたのに 夜は押されて

朝日を見せてくる

色彩さえ分からない映像

今も動けないまままだけれど

終わる 私が望んだものが 終わる