幾千の夜

続いていく 作られた道に
初めから終わりはあったか?

僕らの旅はいつも どこかを目指しては たどり着いて
終えることだけに 満足して 何かを目指さないままで 来たな

それなのに何かを追い求めてきたのは僕ら それがここではないどこかなら
昨日も今日も終わらなかった それがここに縛り付け 明日にも見つからないものか


もしも貴方が望む場所に辿り着く日までを
乗り越える長い長い夜が 今この一夜に表れて 途方もない 暗闇の中で 
降りそそぐような 流星群でも救えない 途方さを幾千と呼ぶのなら 
続いていくことの儚さを 終わることに花束を 
捧ぐことの意味をせめて 知ることが出来たのなら


続けていく 歩いてた道に
初めから希望はあったか?

僕らの旅はいつも 知らないはずの所 たどり着いて
名前と形は 知っていて 何かを見つけないままで 来たな

知らない場所でいつものコンビニに安心して それがここではないどこかなら
昨日も今日も知らずにいた それが心を締め付けて 明日にもまた気付けるものか

もしも僕らが望む場所に辿り着いたその日の
乗り越えた長い長い先で また足を進めていく 途方もない 営みの中を
進めていくための 終演劇でも救えない か弱さが理由になるのなら
続いていくことの儚さを 終わることに花束を 
捧ぐことの意味をせめて 知ることが出来たのかな……?




もしも貴方が望む場所に辿り着く日までを
乗り越える長い長い夜が 今この一夜に表れて 途方もない 暗闇の中で 
降りそそぐような 流星群でも救えない 途方さを幾千と呼ぶのなら 
続いていくことの儚さを 終わることに花束を 
捧ぐことの意味をせめて 伝えることが出来たら