誰が名づけたの?

皆がどっかで見たり、聞いたり、

体験したりする話でもあると思うのですが、

誰かが突然いつもと違う調子になったりすると、

「どうしたの?」っていう反応を。

誰もがいろんな一面を持っているということは

ごく普通のことで、皆<知っている>事だと。

でも、それ日常の調子としては狂うもので、

なかなか<認める>ことは難しいもの。

例えば、いつもお調子な展開で授業をする先生が

急に自論を用いて話をしたり、

知人が未来を語ってみたり、

落ち込んでいたり。

認められず、そういうものを笑う人が居るのも知っています。

自分は、やっぱり誰にでもそういう深い部分があると知ると、

知ってしまいたくなります。「どういう思いなの?」って。

その受け答えの言葉が欲しくなります。

でも、普段本当に親密でもない限りはそんな話も無く、

「どうしたの?」だけで終わってしまいます。

でも、何か答えになるものが欲しくて

探して探して、自分にとって見つかったのが

歌詞でした。

誰かの感情が入り混じって鈍くても率直に

心に入ってくるもの、それが歌詞だと思います。

故に詞を欲してしまいます。

ある意味自分にとって曲はBGMで、

詞にしかほとんど興味はないと言っても過言ではないと思います。

でも、そのBGMは無ければ困るもので、

そのBGMに感情のこもった歌声が乗る。

そして自分の中に鈍く震えさすものがある。

完全ではないけれど、似たような。

じゃぁ、自分の思いは?

っと思ったときに、似たようなものに触れただけでは

多分消えないものだと思うので、

その詩に身を浸してみたり、感情があふれたり、

そうやって自分を確立して行くんだと思います。

「暗い」とか、そういうことは聞いていないんだ。