ヨゾラ

遠く望んだ夜の淵
伸ばした手が届くはずもないのに
いつまでも追いかけ続けて

静寂の中で眠るものが
願いだったか 祈りだったか
それすらも忘れたようなものが
今もそこで照らしているなら

どうか って 言葉 こぼしながら
居ても立っても居られない僕らに
大きな旗を掲げなくても
浮かぶ夜空と月 星の瞬きに
ほら 包まれている