2012-01-01から1年間の記事一覧

天気雪

(1.30誤字修正)まだ雪が降らない道を歩きながら ポケットを探る急に冷えた空気澄んだように見える空を眺めている赤く色付いていた穂も次第に白く染まっていく走りながらその穂々の間をすり抜けていくねぇ 今 見える?君の吐く 息も白く 染まり後を 追う様…

GRAVITY DAZE

空の間からこぼれ落ちた涙その空見上げてみるのそれは確かに落ちてきたのこの法則を 指鳴らし 1つで変えられる事ができるなら誰にも気付かれないように私は空に涙を 落とすんだ飲み込むにしたって泣き出すにしたって結局は最後に立たないといけないからGRAV…

赤い糸

僕が生まれた時に持っていた赤く長い糸の先はまだ見つからないこんなにも長く垂れた糸は絡まって結び目が誰かに引っかかっていたそれが永遠だと信じる事も出来た身勝手なほどに振り回し強く結ばれ 僕が拒んだ時に その糸は絡まりを残したまま千切れていた僕…

声喰い

誰かの真似して大声で叫ぶ小さな箱庭皆さん こんにちは枯らした声の分届いた思いの形は私たちで確かに同じだったの?言いたいことも 後から 浮かんで消えては嘆く ただの消耗品その泡がはじけた時飛ばされた 思いの欠片も形をなくすから言い訳なんて吐かない…

星の生まれる日

どうにか 1つ また1つと刻んでいく今日が蝋燭の数を1つ また1つと増やしていったどうして 1つ また1つと失っていく今日に蝋燭の数が1つ また1つと減っていかないんだろう最大の蝋燭の数と刻むべき日にちを教えられたあの日から星が生まれるよりも早くあな…

文系と理系-3

文系と理系-2の続き。--理系の人は、厳密的である。漢字テスト。これもどうにも苦手だった。字の成り立ちや、どういった意味の成合で熟語を成しているのかなどと説明もなしにこれはこうだから、と突き放された感じがしていた。そこで自分で調べていれば面白…

寒いの寒いの飛んでいけそんな風に騙し騙し今日も歩くこの間からの不調事態これもこの体調のせいだ少しの間休みをください元気になったら前よりはもう少しだけ頑張るだろうから風邪が治らない咳が止まらなくて喉が痛い薬を飲んで今日は早く寝てしまおうかそ…

雪菜

凍てつく寒さの中で白い息を吐くこの寒さに耐えられたら孤独でも居られる気がして足を取られながら 目指す場所は冷たさと重さで 開かなくなる足跡も奪われた場所でそこに立つ一人の私自分だけの世界に落ちて感じることが出来たのは 孤独だけ早く溶けて欲しい…

euthanasia

頭で描いたこと現実という脚色はいつ どこの工程で行われるべきなのだろう心で選んだこと残酷という真実はいつ 誰の判断で裁量するべきなのだろういつか不安や希望はこの荒れた部屋みたいに始まりも終わりも見つからないまま過ぎていくのでしょう体が軋んだ…

死神

感覚が麻痺してちょうど眠りを妨げる頃世界は私の咳払いで静まりかえっている昨日見た泣き顔もため息だけの戦慄にどこ吹く風の笑い声に飛び起きるのに表裏 その全てどこを覗いてみたって 最後には行き着く結論が そこになるのならばどうか答えと 終わりを授…

端っこグラビティ

甘いもの 沢山 持ってきて!世界の端っこに ブルーシートこれから 始まるの パーティーです。夢見がちな心 すぐに置いてきて!目の前に 広がる 包み紙その 1つ 1つ 魔法陣です。ちょっと 多く 食べ過ぎちゃって喉が 熱く なるくらいの甘い ものも 食べ過ぎち…

文学少年は肩で息をする/名探偵は誰も救えない

なんか、ラノベのタイトルっぽい。感情表現や感情コントロールが上手に出来るようになるとその分言語能力がなくなっていく感覚がします。逆に感情表現や感情コントロールが下手になるとその分言語能力が鋭くなっていく感覚がします。別にどう、ってことはな…

いて。

きっと何か勘違いしたままでいつの間にかに気づいたら後処理だけが残っていて。その後処理も気づいたら馬鹿みたいに拾い集めたものに押しつぶされそうになっていて。どこかで間違えたわけでもなくどこかで正しかったわけでもなくどこかに落としたはずでいて…

cloud nine

水表だけ広がる この場所は空を写し鏡にしているそこにポツリと立っている私の動きに合わせて 世界は揺れる今この世界は 穏やかなのだろうかどこまでも空に囲まれる ここで飛んでいるような 浮遊感に包まれ淡い考え事だけが 通りすぎていくサラリ落ちた雫と…

charm

ボクが ずっと ずっと貯めてきた 言葉思いの丈の全てであるとして少しずつ重なる愛しさや 切なさを永遠の魔法に変えてみる秘密の呪文を唱えand I'll be your side with a big secret that I love youこれだけで前をむけるそう強く居れるボクを ずっと ずっと…

そして、幸せは未来で待っている。

何か一つでもかけていたら体験できないような事って人生の中では何回かあるはずで。でも、それって実は常にだったりすると思う。良いことにしても、悪いことにしても。その中でも良いことって言うのが厄介者で、何か一つの歯車でも無かったらその出来事は起…

「新しいテキスト ドキュメント (14).txt(===ディック)」→「リリカカ」

いつもどおりの中で忘れた昔どおりを今じゃ取り戻せないのあるはずだった未来を私があの日に欠落したせいで全てを焦がしてしまった今のためだという過去も君のためだという嘘も夢から覚ます痛みもひどく重い現実もどうしてあの日に見逃してくれなかったの騒…

四則演算

日々積み上げていくものを プラス プラス いつもまっすぐにレールのように敷き詰めていつでもすぐに戻れるよう戻った分だけマイナスになるとは限らない間に挟み込んでもっと レールをプラス 長く いくつでも割り切れないようなことで余った感情を隅っこに押…

モラトリアム

開いた掌に書かれた網目状の曲線図は僕らの未来予想図で刻まれていた一秒ごとに変わるらしい未来の可能性とやらはペテン師が嘲笑うための言い訳の言遊びずっと見てても変わるわけないでしょ未来は刻めるもんじゃない僕にしか与えられなかった秘密の解図はど…

綺麗なものは綺麗なまま、汚いものは綺麗事で素晴らしく

年月が経つと変わったこともありまして。でも、ここで元々のことを書いていなかったわけで変化したことを書いても仕方ないのです。なにか書く機会を伺っていたのですが結局何も浮かばないまま。多分、受け取りと吐き出しをセットで行うことが多くなったから…