星の生まれる日

どうにか 1つ また1つと
刻んでいく今日が
蝋燭の数を
1つ また1つと
増やしていった

どうして 1つ また1つと
失っていく今日に
蝋燭の数が
1つ また1つと
減っていかないんだろう

最大の蝋燭の数と
刻むべき日にちを
教えられたあの日から
星が生まれるよりも早く
あなたは輝いてた

絶望して垂れ流した涙と
悲しみの重さが
比例して その命に
価値を与えてくれるなら
生まれてきたときに
もっと大きく 泣き叫んで
いやだいやだって
言えば良かったのかなぁ



数えて 一つ また一つと
増えていく不満が
ため息の数を
一つ また一つと
増やしていった

どうして 一つ また一つと
失っていく希望は
憎むべき人を
1人 また1人と
減していかないんだろう

あなたが絶望の淵に
落ちてしまうように
生き続けたあの日より
いっそ 落ちてしまったほうが
輝いていられるかな

荒みきって受け流した命と
憎しみの鉛が
淀ませた その心に
意味を与えてくれるなら
生まれてくる星に
もっと大きく 泣き叫んで
生きて生きてって
言えばよかったのかなぁ


拝みきって受け流した願いと
毎日の支えが
緩ませた その笑顔に
価値を持ってくれるなら
生まれてくる星は
もっと大きく 空を包んで
ここでないよって
伝えているのかなぁ
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死ぬ気で生きろってのは
ちょっと無理だから
死んだように生きるってのも
ちょっときついから