2020-11-19 空白 手を伸ばしてみた 幻みたいな影が そこにあって届くと思っていたのに 誰も知らない速度で 誰も知らないところへ 連れて行ってくれてるはずなのに 私たちはどうしてこうも どこを探し続けているんだろう 知らないまま耳をふさいでた毎日を 今はその景色だけはっきりと覚えている それ以外は何も 覚えても 思い出にもならないのにね 空白だけが埋めていく