泣き虫坊主と疲れ顔

子供のころはさ だた足をすりむいたり

頭をぶつけたりしただけで 泣いていたな

今じゃそんなことじゃ泣かなくなったけれど

たまにどこに痛みがあるか分からないこともあって

だから理由が分からないから

必死に耐えてみるんだけど

それでもどうにも耐えられなくて

泣いたりするんだ

あの頃の僕が見たら笑うのかな

「なんで分からないのに泣いてるの?」って

あの頃の僕を見たら笑うのにな

「そんな痛みなんかで泣いてるな」って

どれくらい強くなったんだ

どれくらい弱くなったんだ

どれくらい鈍くなったんだ

どれくらい鋭くなったんだ

全部心が決めていたのか?

その泣くのも笑うのも

この疲れた顔に

泣いて疲れた坊主の顔

見比べて分かった気がした

全然訳が違うんだな

子供のころはさ ただ足が早かったり

何かしら得意なものあれば 嬉しくて

今じゃそんなことじゃ褒められなくなったからか

たまに昔の自分に負けた気がすることもあって

何も理由が無かったとしても

必死にしがみつくんだけど

それでも上手くはいかずにいても

笑ったりしたんだ

あの頃の僕が見たら笑うのかな

「なんでそれくらいで落ちこむの?」って

あの頃の僕を見たら憂うのにな

「そんな惨めなんかで笑えるな」って

どれくらい強くなったんだ

どれくらい弱くなったんだ

どれくらい鈍くなったんだ

どれくらい鋭くなったんだ

全部どいつが決めていたんだ?

その惨めも栄光も

この疲れた顔に

遊び疲れた坊主の顔

見比べて分かった気がした

全然訳が違うんだな

あの鉄塔と夕立

それだけでワクワクしていた

今でもその気持ちは少しは残っている

なのになんでなんだ

冒険心は薄れてないのに

未知のものが沢山の外に

出られたはずなのに

どれくらい強くなったんだ

どれくらい弱くなったんだ

もういいかい?

どれくらい鈍くなったんだ

どれくらい鋭くなったんだ

まぁだだよ!

どれくらい偉くなったんだ

どれくらい浅くなったんだ

もういいよ!

どれくらい怖くなったんだ

どれくらい嬉しくなったんだ

見つけたよ!

この世界の淵で一人

泣きわめいた昨日の僕と

泣き虫坊主が出会い

手をかざし合っていたんだ

おかしいことでも世界なんだ

その泣き虫坊主と

生きて疲れた大人の顔

見比べて分かった気がした

精一杯生きてるんだな

じゃあな この世界を愛せているよ

ありがとう 泣き虫坊主

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最近やたら量産体制で

頭がぱっぱらぴーなんじゃないかとか。

頭の中に音はあって楽しいなーって感じなんですけど

伝わらないことに悶々としたり。