ブルーバード

手が届かないもの

精一杯伸ばし続けて

追いかけ続けるもの

それにつられて

前と上を見続けた毎日に

そそぐ光 憧れていた 飛べる自由

空いっぱいの青と

ほそぼそしいくらいの心の青に

咲き続けている花の青

思い返せば ほら

必要なくなった翼も

いつの間にか上手にたためるようになったことが

実は自由だったりするからさ

もう 両手広げるのと

空を飛ぶのはそんなに違いはしないだろう

追い付けはしないもの

精一杯叫び続けて

憧れ続けるもの

終わり信じた

その先へと地続いた最果てに

混じる天地 飲み込んでいた 揺れる言葉

地平線の青と

さめざめしいくらいの心の青に

寄せては返した波の青

思い返せば ほら

必要なくなった言葉も

いつの間にか下手くそで伝えずになくなったことが

実は大切だったりするからさ

もう 想いを見つけるのと

音を紡ぐのはそんなに違いはしないだろう

思い返せば ほら

必要なくなった涙も

いつの間にか上手に笑えるようになったことが

実は自由だったりするからさ

もう 青色を見つけるのと

空を渡るのはそんなに違いはしないだろう