さようなら。

眠い目を擦りながら

少し疲れた身体が求めている

どこでもないその場所は

いまでもない時間を流れていて

虚しさだけが椅子に縛り付け

何かを成し遂げても

何もならない今が少しも君に触れず

滲んだ景色の向こう

許されもせずに 許しなどありもせず

時を追い越して潰れた今は

二度と戻らないで

ガレージにいて 不貞腐れた

鍵を 過去に 落としたようで

悪戯なままに 背中を押してみても

この痛みを通して

引きずりを続け 朽ち果てるなら

遮るものは 時の間にないでしょう

君の目を見つめながら

動く心や身体に振り回され

どこでもいいその場所は

秘密基地でいつでも集まるかな

愛しさだけがここに縛り付け

何かを得られてても

どうにも縮まらない遠さだけ君に触れず

さようならのような 思いを遂げてしまう

重ね結折りた祈りの束に

花を一輪差し

コサージュにして飾りつけた

君を そう 包み込むように

降り注ぐ 雨も 日差しも 月明かりも

その祈りを通して

優しさに蕊て(しべて)変えられたなら

枯れることなく永遠を誓えるでしょう

本当の意味が分からないなら

愛しているでさえ

枯れてしまうでしょう

信じ合うことを祈りとしていた

傲慢に似ていた

イメージ抱いて 押し付けてた

指で そう 包めばいいのに

埋められずにいた 空白だらけのまま

その話も綴じて

新しい物語紡げたら

祈ること無く永遠を誓えるでしょう