whiteout

もしも私の心が壊れやすい

ガラスなら 今頃は砕けて

それはそれは綺麗な 光を放つのでしょう

通り過ぎる風も 色を奪って

透明なはずの 空気も

線を書いて 止まったように見えた

歩き出す その先の線

1つ1つが 私を切り裂いていく

夜は静かで 傷が付かないのに

ただただ騒がしいだけ

私が落ちる その最期に

辿り着くのは真っ白な景色

闇の中で鼓動はうるさいけれど

光の中 呼吸もできなく

間も無く 何も

無くなるはずだから

もしも私の痛みが振り続けてく

雪であるならば 今頃も溶けずに

寒く冷たい体に 積もっているのでしょう

流れていた雲に 花も凍り

地平なはずの 景色も

線が消えて 止まったように見えた

歩いてた その足跡の

1つ1つも 私が積もらせた雪

それが全てを 埋めて消してしまう

貴方が離れた跡も

私が歩く その湖

水面まで凍らせてしまい

水の中に溶かすことが出来ずいる

光の中 暖かくもなく

間も無く 落ちる

雫も凍るから

手を かざして

張り詰めた 空気は

凍ってしまったようで

私が描く その未来の

表面まで凍らせてしまい

どれにも届かないで佇んでいる

眠りの中 夢も見ないまま

春がくる 

雪も 溶けてくはずだから

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雪菜を作成した時に

なんとなく頭のなかで

別のイメージも現れていた感じがして

イメージだけをずっと保持していたのですが

形にしてみました。

それがなんだったかは忘れましたが。