絵描き歌

それはきっと
純粋な気持ちを 保ったまま
描き上げた絵は
目の前に広がるものを
見えるままに写しただけなんだ

それをみな
褒め称えたんだ 
燻った喜びの芽は
もっと凄く綺麗に写して
見えるままを越えて行きたいんだ

無限のパレットを握りしめた
彼に書けないものは何もない
「この世界にあるものさえ
僕の色で塗りなおしてみせるよ」


それはきっと
純粋な気持ちを 保ったまま
描き上げた絵は
現実ではありもしない
見たことなどないような配色

それをみな
考えてるんだ
掠れた青色の足は
きっと深い悲しみ写して
飲み込まれる 描写をしている

無限のパレットは崩れていた
色は混ざり合い濁ってしまい
「その世界にあるものなど
僕だけしか分からないものなんだ」


それをみな
考えてるんだ
捉えた青色の空は
きっと高く綺麗に澄んで
見えるままに写しただけなんだ

無限のパレットを握りしめた
彼に描けるものは1つだけ
この世界の見たままだけ
十人十色
それが彼の手に入れたパレット
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思いついた時にバーっとやって
出来上がったものだと
ここに何を書いたらいいか
分からなくなるってやつで今回も。