ミタイミライ

不安定 脈動

足元を鳴らす 靴音

ひとつ ふたつ

耳を触りながら

今も歩く

14時みたい バカみたい

どこにもない明日を

起きてから探して

彷徨っている

飛び立った思考の先に

見えるものはいつも違った

願ったのか 想っただけか

その間を縫う

現実はそういつでも

横にある道の先でしかない

世界の裏側に光の速度で

向かっても時は戻らない

複雑な思考

喉元を鳴らす 緊迫したまま

胸を押さえながら

ここに立っている

虹見たい 無理みたい

起きもしない奇跡を

飲み込んでため込んで

蝕んでいる

飛び散った光の中で

目がくらんで見失った

そのまま目を閉じていて

この魔を追う

24時の鐘が鳴る

シンデレラはもう帰るはずだよ

今の僕のままで昔の明日を

探しても それは未来だろう

分かっている

分かっている

どれだけ探しても

今目の前に広がる

それが全てさ

時計を逆さにして

何かが変わるというのならば

それはありえもしないはずの世界で

歩めても それは未来だろう

ねぇ それが見たいだろう?