ヴェール

繭を作りましょう 赤色に混じるは白
織りなす針は 心を 以って

私が籠るためか 貴方を守るためか
何にしても それが愛と
呼ばれる品物であるように

組み上げた織を空に向けて
高く 高く 掲げて啼いた
繭を作るのは私たちで
解くことを恐れて
陽炎だけ 追いかけていく


道を作りましょう 地平線交じるは空
突き抜く芯は 誰を待って

明日へ進むためか 昨日を守るためか
どうもしても それが人と
呼ばれる道のりであるように

隔てられた道の果てに向けて
遠く 光 泣く 愛とムーン
繭を解くのは私たちで
気づくことを恐れた
夜闇へと吸い込まれる



We made the cocoon with all my prayers.
It showed up in shape.
I knew it would be far away from us someday.


結み上げた繭を空に向けて
高く 遠く 掲げて啼いた
解かれてくのは私たちで
長い夢のようでいた
旅路の上 歩みだしてく

ナツササガシ

ナツが落ちてきたんだって
それを探しに行こうか
滴る汗拭って
視線を取り戻そう

速度が速まるたびに
身体は熱をまとい
もしかしたら ねぇ
そこら中に 蔓延っているのかもね

追いかけ続けてた日々も
忘れてしまうのなら
今 思い付きの呪文
忘れないために唱えよう
夕日を見つめながら
「さぁ 次はどこへ行こう?」


降り注ぐ日差しに道
カゲロウに惑わされても
流れ星を追うより
いとも容易いだろうさ

暗闇深まるたびに
心は黒を纏い
遠くなる 囃子
寂しさに 戸惑っているのかもね

願い続けてた夜も
手を合わせるだけなら
嫌われないためじゃなく
好きでいるために 繋いでよ
朝日を見つめながら
「もう、夜はあけているよ?」


何か求めてみたくなって
ナツを言い訳に 探しに行く
そんな寂しさを僕らは 知っているから
今更 確かめる 意味もないほどの 日差し


追いかけ続けてた日々も
忘れてしまうのなら
今 思い付きでいいよ
忘れても埋め尽くすほどの
毎日見つめながら
「ねぇ ナツを探しに行こう」

星逢

その川岸で見ていた
誰かの希望と信じていた人の光
何を抱えて 今ここに私はいるの

時か 呪いか 何かが私たちを隔てて
願いの川の前では 私の祈りも流されてしまう

だから つなぎ続けた 長い夜の束を
胸に携えてたら その川のように 美しく輝けるかな

いつだってあなたが迷わないように 見失ってしまわないように
その思いだけで 羽を折り 空を紡ぐみ
そして 二人を引き裂いた 距離を 愛おしくもどかしくて手繰るように


その短冊を眺めた
誰かの願いと揺られてる笹の心地
何を望んで 今ここに私はいるの

幸か 不幸か 何かを私たちは掲げて
帆の代わりにして進み この慈しみも流されてしまう

そんな 願い犇めく 長い星の束を
孤独を抱えながら 綱渡ように あなたに届けられるかな

いつだってあなたが戻ってくるように 二度と遠く離れないように
その思いだけで 夜を 星を結び
せけて 二人を遠ざけた 距離が 何よりも強い証であるように



いつだってこの夜空に輝いてる 私を迷わせ困らせた
その星たちだけ ブーケの中 鏤めさせて
せめて 二人を閉じ込めた 距離を いつまでも忘れてしまわないように

泣くな、バカ

不穏な雲行きの中 僕らは手を取り合った
降り出した雨空に ふたり隠れるように 傘を差して

世界から逃げたように
まるで切り離されたみたいに
溶けていった心 空に奪われたまま

降り続けていた雫が
温もりも奪って 夜を思い出させる

頬に手を当てれば ほら
寄り添う額が重ねた祈りを紡いで
君は泣いていたね
ごめんね、その顔の星を見届けているだけ
あの時だってそう 泣くな、バカ


祈り続けることにも 僕らは疲れ果てて
降り続く雨雲が 去ってしまわぬように 憂い続け

太陽忘れたように
まるで見たこともないみたいに
沁み出した祈り 夜を押し広げてく

移り変わりゆく世界に
いつか気づいて 空を思い出しては

頬に手を当てれば ほら
悲しそうにも不思議そうな顔してみては
君は困っていたね
ごめんね、その顔に笑顔を届けられなくて
今更なんでだもう 泣くな、バカ




頬に手を当ててみたとき
悲しそうにも不思議そうな顔していたのは
僕のほうだったね
ごめんね、その顔に笑顔を届けられなくて
今も胸締め付けている
もう悲しみこらえ笑顔だけの顔をしてみせた
君を思い出しては
さよなら、最後には笑顔で見送ってくれて
今更微笑んでは 泣くな、バカ

生存戦略

雨=嘘 水垂れ流しといて
空を覆う その雲の上は
いつも晴れているもの

忘れた?忘れない?
思い出せないことを いいことに
空虚な思いばかり重ねた

高く 飛んでいった あの日々を
いったいどうやったら強く握ったまま 生きていけるの?
これだけは確かに言えること
私が生まれて望んでいたのは 愛されること


足の方 水たまりもたくさん
海の深く その最果てに
届く青のいろもの

不確か まどろんで
覚えられないことを いいことに
着飾る思いばかりちらつく

深く 沈んでいった あの日々も
いったいどうやったら思い出したまま 生きていけるの
これだけは確かに言えること
私が生まれてはじめにしたのは 泣き叫ぶこと


遠く 待ち受ける その日々を
いったいどうやったら逃げ出さないまま 生きていけるの
これだけは確かに言えること
私が生きていくためにするのは
泣き叫ぶこと 愛されること
何一つも 変わらないってこと

それだけのこと。

追いかけてみた 空に昇る太陽
いつもは端から端 順繰りする間に
僕はずっと寝てしまっているから
知ってみたいんだ この世界の仕組みを

始めてきた場所なのに
似たような景色に見え
変わらないようでいて
ふいに変わらないものが
新しく感じたりして

どうかな 

何が胸を つかむだろう

世界は 今 終わるかな? 始まるかな? 進むかな?
まぁどうだっていいけど
だって 言い逃れようもない毎日と僕が
悲しいほど うれしいほど
ここにあって どこにもなくて それだけのこと。


遠ざけてみた 道を照らす月光
明日へ 表と裏が変わる間に
僕はずっと息を止めているから
見てみたいんだ この世界が変わるの

求めてきた場所なのに
ずっといるわけにもいかず
変わらないようにいた
そんな懐かしいものが
新しく感じたりして

どうかな

僕に何が 見えるだろう

世界は 今 交わるかな? 離れるかな? 繋ぐかな?
もうどうだっていいけど
だって飾らずに暮らしていくあなたと誰かが
淋しいほど 愛しいほど
ここで逢って どこにもいかない それだけのこと。



世界は 今 変わるかな? 祈るのかな? 築くのかな?
いや、手を伸ばせるのかな?
だって 逃げ場の一つない 明日と僕が
優しいほど 眩しいほど
ここで会って 手を取り合えたらいい それだけのこと。

AIは、解析する、ゆえにAIか

最近ブログらしいことをかいて、自分の考え方を伝えるための文章作成訓練にしようと思っていたのですが、なかなかネタが見つからずに幾星霜。

 

twitter上のやり取りで、下記の記事が少し話題になったので

140文字にも収まらない思考をここで書いてみようかなと。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

※データソースや根拠なく、自分のこれまで聞いてきたことだけでの妄想が大半なので注意です。

 

院生時代に、他研究室の教授から聞いた話なのだが、AI技術の基になるニューラルネットワークと呼ばれる機械学習の発展技術は、その予測の正確性や、ロジックについて多方面から研究はなされているのだそうだが、その結果に対しては論理的に説明がなされて正しさについて議論されることはあまりないのだそうだ。

 

★以下、疎い私のために、ざっくりとした説明をいただいており、現在記憶をたどりながらなので、齟齬があるかもしれないであり、しかもこの記事のメインにはあまりかかわらないので興味がない方は読み飛ばしてください。

 

詳しい技術は、間違っているかもしれないのでちゃんとしたものを参照いただきたのだが、大枠のニューラルネットワークは「ニューロン」と「層」と呼ばれるものの組み合わせから特徴値を解析する。

1層目にはニューロが3個あれば、1層目で3個のニューロンがそれぞれの解析を行い次の層にある各ニューロに特定の組み合わせで解析値を送り、受け取った次の層のニューロンはそれをもとにまた解析を始める。

さらにニューラルネットワークの学習時(正解データの解析方法を調整する、セットアップみたいなもの)では、もしがボールを正解データとして与えており、似たようなボールを与えて解析させ「ボールではない」との不正解の判定をした場合、各ニューロンでの計算方法を見直させ、正解と判断できるようにしていく。

これをボールと呼ばれる類と呼ばれるいくつかのパターンを解析させ、正解か不正解かの判別を行せ、上記の調節を行わせると今まで判別させたことのないボールでも、ボールとして判別できる制度が向上されていく。

 

ここにわかるように、ニューロの補正された値については、正解データと学習させるときに使用してきたデータよって判別ロジックは複雑化してくる。

この点が、論理的に説明がなされて正しさについて議論されることはあまりない理由と聞いた。

 

★余談終わり

 

出された特徴値の差異を把握し予想して、退職するかどうかという上記の記事であるがふと思うと、これはもう、ある一人の人物のデータを与え続けて微妙な変化をキャッチし、「なんか変だからこの人退職するよ」というのは、AIがそこまで来たのだなぁと思った。

微妙な子供の変化をキャッチするお、親さながらの「なんとなくそう予想された」なのだ。その不可解な論理的に説明できないような脳の反応を「心」と呼ぶのであれば、ここに言葉を自動で示すような機能が付けば、ロボットがより人間に近くなったと思うだろうか。

 

いつか、AIが予測したことを、何故そう予測したかを他のAIが予測し始めるかもしれず、それはもう哲学で、「頭」だろうかと、少しだけ思った。