Si

少しだけ、少しだけ
僕の話をどうか
聞いてくれはしないかな
ただ、それだけなんだよ

近頃は、いつしか
色々と問題ばかりで
落ち着いて考える暇なんて
少しも、なかったけど

いやに単純で、マヌケなのに
どうしてか、難しく
複雑に考え込んでしまう
そんな僕だけれど

あぁ、今、ここに答えなんか
ひとつも、なくても、構いはしない

沈んでく夕日に
もう、焦ることなんかなくて
穏やかに、君との明日を望める
そんな日々があればいい


少しだけ、少しだけ
僕の話をどうか
覚えてくれてないかな
ねえ、これからもずっと

何かを守りたくて
強いふりをしてみたりして
いつのまにか守りたい何かを
傷つけていたりして

たまに馬鹿らしくて、投げ出しても
どうしてか、捨てられず
不安定に崩れ落ちてしまう
そんな僕だけれど

あぁ、今、失ったもの見つめ
一つ目、二つ目、数えたとして

どんな暗闇でも
もう、見失うなんてなくて
信じてる、君との光を祈る
そんな日々を追いかけたい

 

もう少し、もう少し
僕の話をどうか
なんてそんなわがままを
ねぇ、これからもずっと

沈んでく夕日に
もう、焦ることなんかなくて
穏やかに、君との明日を望める
そんな日々があればいい

Before Autumn Song

どこに向かって走り出そう

始まりの香りをかぎつけて

これから描ける自由を感じた春も

散々な雨に打たれて項垂れた

僕を起こすような永遠を感じた夏も

 

もう、とっくに通り過ぎてしまいそうで

名残惜しさを映すように夕陽が傾いていく

 

このまま、きっと、終わりを迎えるだけだって

何故か僕らは知っていたでしょう

そんな永遠が砕けて どこで迎えるべきか

知らないでいるんだよ

 

 

どんな足跡紡ぎだそう

移ろいの陰りを受け止めて

これから色付く息吹を感じる秋も

凍てついた風に吹かれて揺らいでた

僕も覆うような果てしなさを感じる冬も

 

もう、すぐに過ぎ去ってしまいそうで

焦燥感にのまれるよう夜空が広がっていく

 

このまま、そっと、終わりを迎えてしまっても

何故か僕らは探しているのでしょう

どんなものからも光を その闇の中でも

次へ繋げるんでしょ

 

 

このまま、きっと、終わりを迎えるだけだって

何故か僕らは知っていたでしょう

巡る季節から感じた 積み重ねた時間

無駄にしたくないから

そして

このまま、そっと、終わりを迎えるだけなんて

何故か僕らはあきらめそうだったけど

知らないでいいんだよね

ライン

そっちの天気はどんな感じ?
予報じゃ雨が降るらしいから
傘を持って出かけるといいよ

            ありがとう、でもなんだか
            雲ひとつもない晴天で
            雨なんか振りそうもないんだけど


そう?とにかく気をつけてね

            分かった、それじゃまた後で

    空は一つで繋がっているのに
    それだけでは分からない
    遠い先の向こう


    透明なラインを上手く手繰り寄せて
    心はどうしてでも近くあろうとする

ねぇ                    なぁ

    心が一つも違うことなどなく
    互いにわかる日が来たのならば

私たち                 僕らはさ

    何一つ迷うことなど無くなるのかな

 

            今日の気分はどんな感じ?
            しばらく声を聴けてないから
            不安でいたりしないかな

大丈夫、心配ない
何一つもなく普通で
相も変わらないで過ごせているよ

            そう?それならばいいけれど

そうだよ、変わらないでいるよ

    時は一つで繋がっているのに
    同じようには刻めない
    遠い道の向こう
    

    透明なサインを上手く包み隠して
    心はいつまでも寂しがろうとする

もう                    あぁ

    心が弱さを嫌うことなどなく
    一切を許す日が来たのならば

私たち                 僕らはさ

    何一つ隠すことなど無くなるのかな

 


   繋ぎたい
                  繋がらない
       そんなもどかしさを
   繰り返して
               繰り返して
       飛ばすこのライン


   届いて            届かない
       そのもどかしさは
       何のせいでもなくて
   私はさ            僕はさ
       その文字の中には

         いないよ


    透明なラインを上手く辿り巡って
    貴方をどうしてでも探し出そうとする

          今                    

    心が掴みだした弱いつながり
    大切に結び続けられるなら    

         ふたりはさ

    何一つ騙すことなどなくなるのかな

ルミエール

心は凪いだ
誰かに揺さぶられる事もなく

明日を紡いだ
今の僕にできること
何一つ無いけど

木々から降り注いだ 木漏れ日を集め
この世界の全て そんな優しさで 包み込めたらいいのにね
って思ってみたんだ

こんな風な今日の穏やかさを
いつか強さと誇れる そんな日々へ
今出来ることなんてなにも無いさ
何かを守れた そんな昨日があったことを
明日に思い出すのだから


それでも本当は
これでいいのかと思ったりして

明日を拒んだ
そんな夜にできることは
早く寝ることだけど

夜空で煌めいた 星たちを集め
この天井を飾って そんな愛しさで 眺められたらいいのにね
って思ってみたんだ

どんな闇も晴らせないけれども
いつか弱さを嘆いた そんな君へ
今出来る精一杯ができたなら
何かを愛せた そんな自分がいたことを
いつも覚えてるのだから


心は臆病だ
ずっと動いてないと生きれなくて

叫んでも 踠いても 何一つ変わらなくて
願いは無力だ

って思ってみたんだ

こんな風ないつものめまぐるしさ
いつか彩と呼べる そんな日々へ
今出来る精一杯が見えたなら
何かを愛し 守れる 自分がいることを
明日に思い出せればいい

そう、思ってみたんだ

白昼夢

明日が全部嘘になったら
僕は旅に出ようと思う

時計の歯車をひとつ外して
もう進みも戻りもしない
文字盤の上で 祈らずに
惑わずに ただ真っ直ぐに

手を伸ばした


いつか……

ずっと……

夢見てた


過去が全部嘘になったら
僕は旗を立てると思う

セピアの背景をひとつ残して
もう色褪せず蘇らない
平面の中で 触らずに
変わらずに ただゆっくりと

手を離した


今も……

ずっと……

夢見てた



いつか、を

今も……

追いかけた


明日が全部白になったら
僕は嘘をつこうと思う

シャボン玉

胸の中から飛んで行った
あの透明な憧れや不安を含んだ
時たまに 揺らめいて 弾けそうで
虹色に煌めく 泡だ

風に吹かれて 遠く飛んでく
心囚われ 視線は 遠く
息を飲んでも うまくいかない

自然に 溢れるように

無邪気さ武器に 僕らは
次々作り出した 瞬きだ
囲われた世界は夢のように煌めいて
手を伸ばせば 泡沫だ


瞼閉じれば零れ出す
その優しさの瞬きも木漏れ日でさえも
ふとしては 空に飛んで 触れそうな
狭間にて揺蕩え

風に揺られて 今を彷徨う
包み込まれた 昨日は 遠く
息を吐いても 届きはしない

当然に 流れるように

無鉄砲武器に 僕らは
次々走り出した 瞬きだ
囲われた世界を水のように切り裂いて
弾けて消える 泡沫だ


ねぇ 弾けてしまったら あの形も
輝きも 忘れてしまうの?

全てが一瞬だから
胸の中から飛んで行く それを
弾けてしまわない方法を探すけど
大切に胸にしまっておく方法を知りたいよ


一瞬の時を 僕らは
ひたすら紡ぎだし 弾けてく
囲われた世界は夢のように煌めいて
手を伸ばせば 泡沫だ

ゲシュタルト

カゼノトオリミチを抜けて
永遠のような一瞬を過ごして
ふと立ち止まることも選べた
私は強くあれる気がした

ねぇ 自由に生きたいと願うことは
とても悲しく いけないことなのかな。

そんな風に私じゃない私へ問いかける日々は
とても遠いのに すぐに落ちていきそうだけど

手を伸ばした空に掴めない星
息を吸い込んで叫んだ海の果て
そのどれもがとても叶わないけど
星はそこにあるし
私はここにいる
それだけはどうか 忘れないよ


シキツメタレールを抜けて
切り取られたような時間がここにいて
また戻れる事も掴んだ
私は自由でいる気がした

ねぇ 何かに縛られると言うことは
とても簡単で 不自由なことなのかな。

そんな風に私じゃない私が問い詰める不安
とても嘘なのに 今も息も出来そうにないけれど

手で触れても忘れてしまう感触も
言葉吐き出して伝えて消えた音も
そのどれもが形ないものだから
縛るものはないし
私がここにいる
それだけがどうも 変わらないよ


ねぇ いつからか生きていくのが怖いと
うまく叫べなくなって どれくらいがたった

鏡の前で見つめた私は もう 昨日の私じゃなくて
だけど どうしてだろう 昨日までが嘘とも思えなくて


追いつける距離に揺らめく虹
走り続けてもずっと動かない月
そのどれもが不確かなものだから
私じゃない私も
私とともにいる
それだけをどうか 受け止めたい