2014-01-01から1年間の記事一覧

遠時恋愛

生まれた時から 刻まれた 僕らの道 時という名の上 戻れも 早めることも できない道を行く その道の上で 出会った 人や物 枝分かれした そこで 「さようなら」って 手を振ってきた その上で更に 手をつなぎ 心結び 愛という名のもと 穢れも 過ちさえも 許し…

遠距離恋愛

「大丈夫、少し遠くなるだけだよ」 「心の距離は離れないから」 なんてありきたりな台詞しか 思いつかなくて それなのに君は 「遊びに行けばいろんなところ行けるね」って 出不精は僕をからかいながら笑っていた 暗闇の中で見つける光みたいな君の笑顔が 僕…

level5

全ての始まりどころの勘所 勝手気ままなダイスで 基本的なパラメータは割り振られ 何の気なしに可能性は無限大 どこにだっていけるかな 何にだってなれるかな 進化の可能性も必殺技の習得も 未知なるもの 無理だって決めつけて途絶えた レベルが上がる経験は…

悪役

歩みを止めたい 疲れてしまったのね 満身創痍を広げた 微温湯に浸っている 心が止まない 蓋してしまったのね 不平不満を押し込め ひび割れが入っている 栓を抜いてしまえたら いっそ割れてしまえたら 戻れないわ 私を追い越すのは他でもない私で その永遠の…

鈍行列車

朝、いつも通りに 駅のホームに立って 見えた景色が少し 不思議に思えて 悲し 滲む景色かな 眩し 虹の景色かな よくわからないほどまでに混じっていたんだ 鈍行列車に乗り込んで 向こうの車線では 昨日の僕が下を向いていた その車内の真ん中 一人仁王立ちを…

あなたの嫌いなところ

あたし、今、あなたの嫌いなところを 書き始めてみたところ 急にそっけなくなるところや 何か考えているのに 何も考えてないようでいるところとか 自分の都合を押し付けるところも 全部、全部、嫌いなんだから 分かりたいって思っているのに 大丈夫だって思…

laughter all

なんて狭いんだ 僕の生きてきた世界だ 悔しくなって どこに行く術を 何一つもっていやいないんだ いろんな悲鳴を聞いて 勝手に強くなって 自分にライト当てられたら 逃げたくなって 走ってみたのに 結局 戻る場所は 同じ場所だなんて 笑っちゃうよな もう 逃…

かっこつけ

僕らはいつでも 伝えたいことと 話したいこと それらを綺麗な整いにして 伝言している それなのに 要は それは 見出しで さらにまとめあげられて 空白ばかりになってしまうよね それからいつも ()つけられ 無理やり型取り 不必要なことは 書き換えられてし…

ミタイミライ

不安定 脈動 足元を鳴らす 靴音 ひとつ ふたつ 耳を触りながら 今も歩く 14時みたい バカみたい どこにもない明日を 起きてから探して 彷徨っている 飛び立った思考の先に 見えるものはいつも違った 願ったのか 想っただけか その間を縫う 現実はそういつで…

魚眼フィルタ

止めどなく流れている 時間は過ぎ去りし 思い出の数だけ その速度を緩めていくから 溢れ出した思いとか 消し去りたい思いの分だけ 僕を一人廻していく 無くしたものの埋め合わせは 事足りない 今で やりきるしかない 泣きたい夜は 速くなって 会いたい夜は …

欠けた満月

お月様が真ん丸になる それまでの日々を ただ退屈に過ごしていても 何かがほしく 羨んでも それが私を満たしてくれるの? 簡単に手に入っても 確証がなければ 怖いままでしょう 空に昇る満月の赤に 私は怯えて 満る引力に 逆らい 潜り込み 欠けた満月の夢を …

雑思考

最近、音楽で今まで意識していなかった音が はっきり聞こえるようになっていたり 楽曲への没頭感が増したり 味覚が敏感になっていたりすると あれだということが分かった。 あれっていうと、あれなんだけれども なんだかすべてにおいて感覚が 鋭くなっている…